色彩回復日記

たのしく見るテレビの感想

2018秋ドラマ 第1話感想 「大恋愛」にハマりそう

2018秋ドラマの第1話をざっと見た感想です

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SUITS(フジ月曜21時)

いわゆる「月9枠」ですね。

織田裕二と鈴木保奈美という「東京ラブストーリー」で大人気となった二人の共演で話題。

原作はアメリカの同タイトルドラマで、日本に置き換えてリメイクされています。確かamazonプライムでも見れますよね。私は原作のほうは見ていないので先入観なしで。

第1話の感想なんですが、織田裕二さんって一体どうしちゃったんですか?

数年前に「IQ246」を見たときと同じ違和感。喋り方、台詞の「。」にものすごい力をこめている感じで、リアルどころか芝居でもあんな喋り方の人いませんよ。でもあのIQのときには超天才の役だったし、超人というか変人ぽさを出すためかなと思っていたんですが今回(弁護士役)でもそれでした。

それこそ「東京ラブストーリー」に始まって、大ブレイクとなった「踊る大捜査線」の頃にはもっと叫ぶような台詞まわしが特徴的でしたよね。熱い男、みたいな。それがちょっと狂言師の修行でもしてきたみたいな感じで、変にクセがつきまくった言い方になっちゃったのは何故?

そこが気になってドラマにあまり集中できませんでした。鈴木保奈美の出で立ちは素晴らしかったです。すごくお金持ちな設定もあり、洋服やアクセサリーが見ごたえあります。あとジャニーズの方も頑張ってたと思うけど、あまり個性が感じられなかったなぁ。話題性と現在の織田裕二がどうなっているか気になって見てみましたが、視聴継続は微妙なところです。

僕らは奇跡でできている(フジ火曜21時)

「僕の生きる道」「僕と彼女の生きる道」と同じ脚本家によるオリジナルドラマ。いわゆる「僕シリーズ」なのか? と思って見てみました。僕シリーズ好きだったんですよね。とくに「彼女と」のほう。草彅さん演じる仕事人間が妻に逃げられ娘と二人で暮らすことにより人間らしさをとりもどしていく…てやつです。小雪もいい役でしたよね。

そんな先入観で見はじめたので、高橋一生さんの演技を見るにつけ「草彅さんが演じていたらなぁ」と何度も思ってしまいました。

悪くないんですけどね、高橋一生さん。とくにこのドラマでは高橋一生さんの一本調子な演技と牧歌的なBGMが相まって寓話のような雰囲気が醸し出されていました。高橋一生さん…「シン・ゴジラ」を見たときに確信したんですけどものすごく棒ですよね。脇役でちらっと出てくる分にはちょうどいいと思うんですけど、主役クラスになると見ていられるかな~といった不安をこのドラマ(僕キセ?)ではうまい方向に料理していたと思います。

気になったのがBGM。音量が高すぎる。台詞がないサイレント映画でBGMに合わせて動きで表現するのってありますよね。あれのBGMくらいデカいです。寓話っぽさの演出…なのかなぁ。スタッフを見てみると「音楽」のところに4人もクレジットされてるのも謎です。4人で音量を競い合っているのかってくらい大きいので次回からは小さくなるといいな。

榮倉奈々さん久しぶりに見ましたが綺麗になりましたね。大人っぽさがすごく出ていました。この役も、往年の小雪だったら…と考えずにはいられないので先入観がないほうが楽しめるかも。

戸田恵子さんや小林薫さん、要潤さんと脇がガッチリと演技派で固められているのがよかったです。とりあえず視聴は継続予定。

獣になれない私たち(日テレ水曜22時)

「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」の脚本家・野木亜紀子さんのオリジナルドラマ。そこへ新垣結衣、松田龍平ときたら見ないわけにはいかないでしょう。ということで期待大で見始めました。

ガッキー演じる晶をとりまく環境がきっつい。4年付き合ってるけどなかなか結婚まで踏み切らない恋人、会社ではワンマン社長とやる気のない社員に仕事を押し付けられ、取引先からはセクハラ。行きつけのクラフトビールバーで常連の恒星(松田龍平)からは冷たく対応され「貼りついた笑顔が気持ち悪い」とマスターに言っているのを聞いてしまう…という第1話。

さらに付き合っている恋人(田中圭)は元カノ(黒木華)を自宅アパートに囲っており、恋人の母(田中美佐子)は寝たきりの夫を自宅介護。晶自身は小さい頃父親のDV、父親亡きあとは母がマルチにはまって現在は縁を切っている…と、どっちを向いても不幸。笑顔が張り付いているだけでも偉いですよね。

1話の終わりには晶がロックテイストの服を着て、サングラスをかけて出社。ワンマン社長に業務改善をつきつけました。

晶、本当はこういう服が着たかったんでしょうか。「他人の評価なんて気にしないで着たい服を着る」という表現としてはわかるんですが、そもそもそういう好みだったのかどうなのか。好きな服がゴシックロリータだって、フリルたっぷりリボンがついた夢可愛い系だってアリだとは思うんですが、周囲に反抗してみせるという体なのでああいうファッションだったのかな。

松田龍平は単に「松田龍平である」ということ以外に価値が見いだせないです、今のところ。失礼だし下半身だらしないし、まったく魅力的じゃないどころか気持ち悪い。それなのにそんな男性と飲んだ帰りに一緒に帰りますかね? マスターも男の癖がわかってるなら止めないと、と思ってしまいました。松田龍平だから許されてる感はありますね。

どういったテーマになるのか1話ではまだ分かりませんでしたが、とりあえず継続予定です。

大恋愛~僕を忘れる君と(TBS金曜22時)

大石静脚本のオリジナルドラマ。大石静さんのドラマって、個人的に今までハマったことがないので「 とりあえず見てみる」くらいの勢いでしたが、今期1番です。第1話がものすごく面白かった。

主演は戸田恵梨香さんとムロツヨシさん。戸田恵梨香さんは恋愛ドラマになると俄然輝きますね。真司(ムロツヨシ)を見つめるときの尚(戸田恵梨香)の目の輝きったら。ムロツヨシさんの演技も本当に素晴らしい。尚の部屋で自分の小説を見つけたとき、真司は何も言わないで本を手に取ってしばし眺めるんですよ。もちろんナレーションもなく、他にその場面を見ている人もいない。でも、それが真司が書いた本なのでは? と瞬時にして思わせる演技。切ないような、懐かしいような眼差しで見つめることによって、複雑な真司の心情を一瞬にして表現してるの。ムロツヨシさんすごい…。

ところどころツッコミたくなるのもまた良し。尚が暗記するほど好きな小説、その作家の顔と目の前の真司が結びつかないのは、最初なんで? と思ってたんです。本の帯に若かりし頃の写真もあるし、相当好きなはずなのにね。でも、よくよく考えてみたら好きな作家と言えども「著者近影」とリアルな生身とはちょっと結びつかないかも。よくテレビに出演している、とかならわかるかもですが。サイズ感がわからないじゃないですか。背の高さとか、身体の厚みとか。あと声。写真だけだと声がわからないから、例えば目の前に大好きな小説家がいたとしてもすぐには分からないと思います。

ドラマの前知識として、尚が若年性アルツハイマー病にかかるというのは知っていました。具体的には第1話の最後に婚約者が尚のCT映像を見て気がつくのですが、それまでは「あれ?」という違和感が続くんですよね。

例えば「黒酢はちみつ」。尚は大好物のそれをパック買いしておく習慣があるのですが、どんどん覚えのない注文が届いて積みあがっていくパック。

それから室井佑月。最初はなぜ演技経験がほとんどない室井佑月を起用したんだろう? と思ったんですが、彼女だからこそ視聴者に強く印象を残すことに成功しているんですよね。だから尚があんなに強烈な患者のことをまるっきり忘れてしまうのはおかしい、と実感させられる。すごいです。

真司との食事で店員にアテレコして笑い合う…というのも、後で尚が自分の心情をアテレコするのに繋がって驚いてしまいました。他にも合鍵を「スピーディー」という店でつくって「ほんとにはやい!」と尚が無邪気に喜ぶところが、尚の行動の速さや病気の進行と「スピーディー」がかかっていて、見ながらいろいろな情報を受け取る楽しさ。

決して楽しい話ではないのかもしれません。「大恋愛~僕を忘れる君と」というタイトルから想像するように、尚は病気によりこれからどんどん忘れていってしまうのでしょう。愛する人のことさえも。それでも、人生で初めて我を忘れてのめり込むほどの大恋愛を見つけた尚を応援したくなります。結婚する前に出会えてよかったね、とも。ここで不倫も絡んできたらドロドロになっちゃいますもんね。そこを避けたことで、二人の純愛物語としての側面も際立っています。これはリアルタイム視聴決定です。

大恋愛~僕を忘れる君と 上 (扶桑社文庫)

(ノベライズ本は11月10日に発売予定)

以上、ざっと見た第1話の印象でした。一押しは何といっても大恋愛。

見逃し配信はTVerでだいたい見れます。便利ですよね。

民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

「落語心中」「今日から俺は!」などの第1話も見てみる予定です。